スキーのレンタルはスキー板・ブーツ・ストックの3点セットで借りるのが一般的ですが、最近は、スキーの板だけを借りたいという需要も増えてきました。
そこで、レンタルショップもエキスパートラインを拡充。最新のスキー板を借りたい、ファットスキーやツインチップなど、違うカテゴリーのスキーに乗りたい、という要望にも対応しています。
今回は、スキー板のレンタル最新事情と「ハンターマウンテン塩原」(栃木 那須塩原市)のレンタル情報をご紹介。レンタルスキー板を上手に活用して、ワンランク上の滑走を楽しんでみませんか?
スキー板のレンタル最新事情
最新モデルや上級モデルのスキー板に乗りたい中・上級者だけでなく、スキーブーツだけは購入して、スキー板はレンタルという方も増えているようです。
まずは、スキー板をレンタルするメリットやレンタル料金の相場などをご紹介していきます。
スキー板をレンタルするメリット
荷物が少なくて済む
大人用の標準的なスキー板はメンズ、レディースともに長さ1.4m以上、重さ2kg程度。大きな車で行くならそれほどストレスはありませんが、電車でのアクセスの場合など、かなりの重労働となります。
また、ブーツはフィット感がとくに大切なので、ブーツだけは購入し、スキー板は持ち運びがたいへんだからレンタルで済ます、という方も少なからずいるようです。
最近はレンタルショップがエキスパートモデルのラインナップを拡充していますし、快適なアクセスのために、スキー板はレンタルというスタイルは、中・上級者にも受け入れられ始めています。
経済的なメリットも大
スキー板をビンディングとセットで購入すると、安いものでも3万円以上。ハイグレードモデルとなると、軽く10万円を超えてきます。
それがスキー板単体レンタルなら、通常モデルで3,000円程度。エキスパートモデルでも4,000円程度。ブーツとストック付きの3点セットでも5,000円程度です。
スキー板単体のレンタルに限ったことではありませんが、1シーズンに何度も滑りにいくわけでなければ、レンタルのほうがかなりお得です。
最新&別ジャンルの板をレンタル
レンタルのスキー板といえば、以前はあまり性能のよくないものが大半を占めていました。しかも、何年前の板だろう、といったものも多々。
ですが、最近は、すべてのレンタルショップがそうだとはいえませんが、スキー場直営ショップを中心に、数年で入れ替えをするようになり、比較的、新しいモデルがラインナップされるようになっています。
また、エキスパートレンタルには最新の最上位機種や、なかには、ファットスキーやツインチップといったジャンル特化のスキー板を用意しているところも。
初心者から上級者まで、あらゆる層が満足できる品揃えのレンタルを活用して、快適なスキー旅を満喫しましょう。
キッズレンタルも活用しよう
子供のスキーレンタルといえば、ブーツとストックと一緒に3点セットで借りる方が大半。なので、スキー板に限ったことではありませんが、やはり、荷物を少なくするためにもレンタルはおすすめです。
また、子供は成長が早いので、スキーギアを購入しても翌年には使えないなんてことも考えられます。
1シーズンに何回滑りに行くかによりますが、年2~3回であれば、荷物になる・子供の成長・経済的といった観点からレンタルがゼッタイお得です。
レンタルスキー板の料金相場
参考までに、国内の主要スキー場のスキー板とブーツ・ストックが付いた3点セット、および、エキスパートモデルのレンタル料金をご紹介します(2024/25シーズン)。
たんばらスキーパーク(群馬県)
スキー板(1日):大人3,500円/子供2,800円
スキー3点セット(1日):大人5,500円/子供3,500円
富士見パノラマリゾート(長野県)
スキー板(1日):大人3,500円/子供2,300円
スキー3点セット(1日):大人5,200円/子供3,200円
タングラムスキーサーカス(長野県)
スキー板(1日):大人4,000円/子供3,000円
スキー3点セット(1日):大人5,500円/子供4,500円
苗場スキー場(新潟県)
スキー板(1日):大人3,800円/子供3,000円
スキー3点セット(1日):大人6,000円/子供5,000円
軽井沢プリンスホテルスキー場(長野県)
スキー板(1日):大人4,000円/子供3,500円
スキー3点セット(1日):大人6,000円/子供5,000円
ホワイトワールド尾瀬岩鞍(群馬県)
スキー板(1日):大人3,500円/子供2,500円
スキー3点セット(1日):大人4,500円/子供3,500円
レンタルスキー板の選び方
初心・初級者は3点セットが基本!
初心者がスキー板をレンタルする場合は、板・ブーツ・ストックの3点セットがおすすめ。ショップスタッフがまるっと選んでくれるし、アドバイスももらえるので安心です。
ある程度、滑れるようになって、ギアにもこだわりたいけど、荷物が多くなるのは困る。そんな方にはフィット感が重要なブーツだけは購入して、スキー板はレンタルするという手もあります。
エキスパートレンタルも検討してみる
ブーツは持参して、エキスパートモデルのスキー板をレンタルすることで、行き・帰りの荷物を減らす中・上級者も増えてきました。
また、一流スキーメーカーの上位機種を借りたり、深雪が楽しめそうな日はファットモデルといったジャンル特化の板を借りたり。そんな使い道ができるくらい、最近のレンタルショップはエキスパートモデルを拡充しているのです。
スキー板をレンタルする方法
スキー板だけを借りる場合は、ビンディングの調整にスキーブーツが必要になるので、レンタルショップまで忘れずにブーツを持っていきましょう。
なお、ストックも当然、レンタル料金がかかりますので、長尺のスキー板はレンタルするとしても、ストックは持っているのであれば持参するのがおすすめです。
「ハンターマウンテン塩原」のレンタル最新情報
首都県からのアクセスのよさと関東最大級のスケールであらゆる層に人気の「ハンターマウンテン塩原」(栃木 那須塩原市)ですが、もちろん、レンタルにはかなり力を入れていますし、大人だけではありますが、ハイグレードモデルのラインナップもあります。
ここからは、ハンターマウンテン塩原のスキー板レンタルの特徴やレンタル料金などをご紹介していきます。
「ハンターマウンテン塩原」レンタル価格表
ハンターマウンテン塩原のレンタル2024/25シーズン料金は下記の通りです。
スキー板(1日)
大人3,500円/子供2,700円
スキー3点セット(1日)
大人5,500円/子供3,800円
スキー板はHEADのオールラウンド最新モデル
スキー板のブランドは「HEAD(ヘッド)」で、オールラウンドの最新モデルをご用意。もちろん、すべてカービングスキーで、かつ、初心者でも乗りやすい機種をラインナップしております。
サイズは大人が170cmまで、子供が67cmから。67cmという短いサイズのスキーがあるのはかなり希少。スキーブーツも15.5cmから用意があるので、小さな子もジャストサイズのレンタルが可能です。
あなたにぴったりのスキー板を選定
スキー板の長さは身長のマイナス10~15cmを推奨していますが、希望があれば、遠慮なくスタッフにご相談ください。熟練スタッフがあなたにぴったりのスキー板をセレクトさせていただきます。
また、スキー板のビンディングは転倒時のケガから身を守るための重要な装置です。ハンターマウンテン塩原では、認定セミナーを受講した技術者(S-B-B認定整備技術者)をはじめ、熟練スタッフが調整しますので安心して滑走できると好評を博しています。
メンテナンスもばっちり
レンタルスキー板のメンテナンスもばっちり。滑走面は月に1回程度はワックスをかけ、快適に滑れる状態を維持しています。
「ハンターマウンテン塩原」のレンタル手順
ハンターマウンテン塩原のレンタルの流れを紹介します。滑走当日、スムーズにレンタルして、滑走時間をなるべく長く取れるよう、事前に流れを把握しておきましょう。
事前に準備しておきたいこと
スキー&スノーボードギアをレンタルするには、借りる人の身長や足のサイズなどの情報が必要です。
■スキーギアのレンタルに必要な情報:身長・体重・足のサイズ
■スノーボードギアのレンタルに必要な情報:身長・足のサイズ・スタンス(レギュラーorグーフィー)
スキーの場合、ビンディングの解放値の調整で体重や滑走レベルの情報が必要となります。
一方、スノーボードは滑る方向に対して、左足を前にして滑るか(レギュラー)、右足を前にして滑るか(グーフィー)でビンディングの取り付け向きが変わります。わからなければ、レンタルスタッフにご相談ください。
レンタルショップでスムーズに借りるためにも、これらの情報は事前に把握しておくようにしましょう。自分の情報はわかっても、子供の情報がわからないという方が多いので、パパ・ママは注意が必要です。
WEB事前決済がおすすめ!
ハンターマウンテン塩原ではレンタルのWEB事前決済もできます。滑りに行く日が決まったら、公式ホームページでWEB事前決済をすれば、混雑を避けてスムーズにレンタルすることも可能です。
スキー場到着後のレンタルの流れ
(1)まずはレンタルショップへ
ハンターマウンテン塩原に到着したら、エントランスモール奥のグランドセントラルステーション(レンタルショップ)にお越しください。
(2)レンタル専用受付で簡単入力
レンタル専用受付で、レンタルWEB事前決済をされたお客様はメールに届いているQRコードをスキャン。事前予約をされていない場合は、専用の端末で必要事項を入力していただきます。
(3)レンタル料金をお支払い
レンタルWEB申込時にお支払い方法を「現地決済」にされたお客様、および、事前申込をされていないお客様は、現金・QRコード決済・電子マネー・交通系IC・クレジットカード等でお支払いください。
なお、レンタルWEB申込でお支払い方法を「クレジットカード決済」にされたお客様は現地でのお支払いは不要です。
(4)スキー&スノーボードブーツを試履
スタッフが選んでくれたブーツを試履します。つま先があたる、甲の部分がきついなど、違和感がある場合は遠慮なくスタッフに相談してみましょう。
なお、大人のスキーレンタルで履きやすいリアエントリータイプのブーツを希望される場合はスタッフにお伝えください。
(5)スキー&スノーボード板を受け取る
ブーツが決まったら、次にスキー&スノーボード板を借ります。スキーの場合、ビンディング調整にスキーブーツが必要なので、借りたブーツの片足をスタッフに渡します。
スノーボードはビンディングの調整にブーツは不要なので、スタンスが「グーフィー」の場合は申告してください(スタンスがわからない人はスタッフに相談してください)。
板を受け取ったら、ギアのレンタルは完了です!
(6)スキーストックを自分で選ぶ!
スキーレンタルはストック(ポール)までがセットになっています。レンタルショップ出口付近にサイズごとに並べてありますので、ご自分で好みのサイズを選びましょう。
ちなみに、ストックの長さは、一般的にストックを地面にまっすぐ突いて、ストックのグリップを握ったときに肘の角度が90度になる長さが基準とされていますが、もう少し長く、もう少し短くと好みで選んでも大丈夫です。
こちらで、スキーもギアのレンタルは完了となります。
(7)レンタルウェアを選んで着替える
ウェアのレンタルはギアのレンタルを借りる場合はいちばん最後になります。600着以上あるレンタルウェアのなかから、自分に合ったサイズでお気に入りをピックアップ。選んだあとは更衣室で着替えて、さぁ、ゲレンデへ。
(8)滑り終わったあとは
たっぷり滑ったあとは、指定された返却時間までにレンタルショップへ借りたスキー&スノーボード板やウェアをご返却ください。
とってもお得なWEB前売券販売中!
リフト券は「ハンターマウンテン塩原」公式ホームページで事前購入が断然おすすめ! 事前にWEBで購入しておけば、当日は自動発券機でリフト券をゲット。リフト券売場に並ぶことがないから、時間を有意義に使うことができます。
リフト券のWEB購入はこちらをご覧ください。