なにかと荷物が多くなりがちな家族旅行。なかでも、スキー&スノーボードはスキー板やスノーボード板、ブーツにウェアと、もっとも荷物が多いレジャーのひとつではないでしょうか。
電車アクセスはもちろん、クルマで移動だとしても、子供が荷物を持てないような年齢だとしたら、駐車場からスキーセンターまで何往復しないといけないのでしょう…。
快適なスキー&スノーボードライフのためには、ギア&ウェアはレンタルを活用したいところです。
今回は、子供用のスキー&スノーボードレンタルを借りる際に知っておきたいポイントと、キッズレンタルが充実している「ハンターマウンテン塩原」(栃木 那須塩原市)の最新レンタル情報もご紹介します。
この冬はスキー場のレンタルを上手に活用して、子供と快適なウィンターレジャーを満喫しましょう!
子供用のスキー&スノーボードレンタル最新事情
子供が使うスキーやスノーボードのギア・ウェアは、アレコレ悩んで購入するよりも、レンタルショップでささっと借りちゃうのが簡単で、じつはお得だったりします。
まずは、子供にとってのスキー&スノーボードレンタルのメリットやキッズレンタルに関する基礎知識、さらには、レンタルの方法などについて解説していきましょう。
子供用スキー&スノーボードレンタルを利用するメリット
雪山の楽しさやスキー&スノーボードのおもしろさを体験させてあげたいけど、なにを準備すべきかわからない。どんなサイズを選べばいいかわからない。そんなパパ・ママでも、レンタルなら快適で間違いもありません。
スキー&スノーボード旅は、とにかく荷物が多くなりがち。さらに、成長するたび、ギアやウェアを買い替えていたらお金もたいへん。そんな悩みはレンタルで一発解消できちゃうんです。
(1)荷物を少なくできる
クルマでスキー場へ移動するとしても、家族分となると、荷物はハンパない量になってしまいがち。そんなときこそ、レンタルを活用してください。
スキー場のレンタルショップを利用すれば、荷物は最小限に。事前の準備もかなり楽ちん。スキー場に到着してからも、大きな荷物を持っての移動を最小限にでき、ストレスも大幅に軽減できますよ。
(2)成長に合わせてサイズを選べる
子供の成長は想像以上に早いもの。スキー&スノーボードのギアやウェアを購入しても、次のシーズンにはサイズアウトして、使えないなんてことも十分に考えられます。
子供用レンタルは様々なサイズのスキー&スノーボード板やブーツ、ウェアがしっかり用意されています。成長に合わせて、最適なサイズのギアやウェアで滑るほうが快適なだけでなく、安全面からもおすすめです。
(3)経済的にも助かる
大人用と比べたら、子供用のスキー&スノーボードギアやウェアは比較的安価。とはいえ、ギアもウェアもすべて購入するとなると、子供の年齢や技術にもよりますが、合計10万円前後を覚悟しなければなりません。
また、スキーセットを買ったのに、ゲレンデで「やっぱりスノーボードがやりたい」と平気で言ってくる“子供あるある”も考えられます。
シーズン中に数回滑りに行く程度なら、子供には購入するよりもお得なレンタルが断然おすすめです。
子供用のスキー&スノーボードレンタルについて
続いては、スキー&スノーボードの子供用レンタル用品についてご紹介。あわせて、覚えておきたい用具選びのポイントも解説していきます。
子供のものを購入する際、成長を見込んで、大きなサイズを選びがちですよね。ですが、スキー&スノーボードはハードに動くスポーツ。最適なサイズ選びがとっても重要なんです。
ゆえに、都度、ジャストサイズを遠慮なく選ぶことができるレンタルは、安全にいち早く上達する近道ともいえます。
(1)スキー&スノーボード板
子供用のレンタルスキー板のサイズは90cmからが一般的。それよりも小さいサイズもありますが、小さいサイズほど用意している台数が少ないので、借りる場合は注意してください。
スキー板の推奨サイズは、小学生やある程度滑れる子供は、身長と同じか身長マイナス10cmくらい。初心者や未就学児には、身長より10〜15cm短いサイズが基準になります。
スノーボードの子供用レンタル板も90cmくらいから。スノーボード板の推奨サイズは、身長から10~20cmマイナスが基準となります。スノーボードを立ててみて、子供のあごから目までの高さくらいの長さが目安です。
なお、スノーボードのレンタル板の多くは、左足が前となる「レギュラースタンス」でビンディングがセットされているので、右足が前の「グーフィースタンス」の場合はスタッフまでご相談ください。
(2)スキー&スノーボードブーツ
子供用のレンタルスキーブーツは16cmくらいから。スキー&スノーボード板以上に、滑走や楽しさに影響するのがブーツだともいわれています。子供の足にあったサイズを選んであげてください。
スキーブーツの種類はリアエントリータイプとフロントバックルタイプの2つ。初心者やキッズには着脱のしやすいリアエントリータイプがおすすめです。
一方のスノーボードブーツの子供用レンタルは15cmくらいから用意されています。
ブーツの種類は紐やワイヤーで足にフィットさせるタイプとダイヤルを回してフィット感を向上させる「BOA」タイプの、大きく2種類。力の弱いキッズにはBOAタイプが扱いやすく、断然おすすめです。
(3)スキー&スノーボードウェア
子供用のウェアサイズは身長が110cmなら「110」というように一目瞭然。レンタルでは、「90」か「100」サイズから用意しているところが多いようです。
ウェアはとくにスキー用、スノーボード用と区別して選ばなくて大丈夫。デザインもかわいいモデルを用意しているところが増えていて、自分で好きなウェアを選べる場合もあります。
(4)ヘルメット
ヘルメットをレンタルしているスキー場も増えています。転倒時や衝突時などに子供の頭部を守るためにも、ヘルメットの着用はおすすめしたいところ。
滑走にも影響するので、頭の大きさにあったサイズのヘルメットを選んでください。ダイヤルでフィット感を調整できるモデルもあります。
自分で準備しておくべきもの
基本的にウェアの内側に着るインナー(シャツ・トレーナー・ダウンなど)やタイツ、靴下などは、子供だけでなく大人も必ず自分で用意してください。
とくに、子供は汗をかきやすいので、インナーの替えや汗拭きタオルなども準備しておくといいでしょう。
そのほか、ゴーグルやグローブ、帽子などといった小物類も滑走には必要ですが、直接肌に触れることもあり、レンタルで用意されていないことも多々。
レンタルの有無は公式ホームページなどで調べることもできますが、自分で用意するのがベストです。万が一、忘れてしまったら、スキー場売店で販売しているところも多いのでチェックしてみてください。
子供用スキーレンタルの料金相場
参考までに、国内の主要スキー場の子供用レンタルの料金をご紹介します(2024/25シーズン情報)
・たんばらスキーパーク(群馬県)
スキー3点セット(1日):子供3,500円
スノーボード2点セット(1日):子供3,500円
ウェア(1日):子供2,800円
・富士見パノラマリゾート(長野県)
スキー3点セット(1日):子供3,200円
スノーボード2点セット(1日):子供3,200円
ウェア(1日):子供3,000円
・タングラムスキーサーカス(長野県)
スキー3点セット(1日):子供4,500円
スノーボード2点セット(1日):子供4,500円
ウェア(1日):子供3,500円
・ガーラ湯沢スキー場(新潟県)
スキー3点セット(1日):子供3,500円
スノーボード2点セット(1日):子供3,500円
ウェア(1日):子供3,000円
・上越国際スキー場(新潟県)
スキー3点セット(1日):子供3,500円
スノーボード2点セット(1日):子供3,500円
ウェア(1日):子供3,000円
苗場スキー場(新潟県)
スキー3点セット(1日):子供5,000円
スノーボード2点セット(1日):子供5,000円
ウェア(1日):子供3,500円
スキー&スノーボードのレンタル方法
スキー&スノーボード関連グッズについて執筆してきましたが、ここからはレンタルの方法についてご紹介していきます。
レンタル方法としては、おもに、下記の3つのパターンがあります。
(1)スキー場で借りる
(2)ツアー申込の際に一緒に依頼する
(3)レンタル店で借りる
それぞれを順番に紹介していきますね。
(1)スキー場で借りる
もっとも利用者が多いレンタル方法がこちら。スキー場直営レンタルショップで借りる方法です。
最近のスキー場直営レンタルショップは最新のギア・ウェアを取り揃えていることが多いので、おすすめ。また、ブーツのサイズが小さいとか、ちょっとした不具合があった際もすぐに替えてもらえるので安心です。
なお、「ハンターマウンテン塩原」のように、WEBで事前申込から決済までできるスキー場も増加傾向にあります。とくに週末、レンタルショップは混雑しがちですが、事前決済をしておけば、ストレスなくレンタルすることが可能ですよ。
(2)ツアー申込の際に一緒に依頼する
リフト券や宿泊費に行き・帰りの交通費などがセットになったスキー&スノーボードツアーでレンタルを申し込む方法もあります。
「ハンターマウンテン塩原」へのツアーの場合、スキー場直営レンタルショップを利用するため、ギアもウェアも比較的新しいものが借りられますし、なにかの不具合にもすぐ対応してもらえるので安心です。
(3)レンタル店で借りる
最近はインターネットを利用したレンタル専用のショップも増えてきました。送料を負担すれば、自宅に届けてくれる宅配サービスですが、スキー場まで持っていく手間は生まれるため、電車でのアクセスや余裕のある大きめの車がない場合はおすすめできません。
一方で、シーズンレンタルは複数回滑りに行く人向け。多く滑りに行けば行くほど、お得なので、購入するかシーズンレンタルかで検討するのもいいでしょう。
「ハンターマウンテン塩原」のキッズレンタル情報
ここからは、関東最大級のスケールを誇る一方、初心・初級者やファミリー向けコースも多彩な「ハンターマウンテン塩原」(栃木 那須塩原市)の最新キッズレンタル情報やレンタル手順などを紹介していきましょう。
「ハンターマウンテン塩原」子供用レンタル料金表
ハンターマウンテン塩原のレンタル2024/25シーズン料金は下記の通りです。
スキー3点セット(1日)
子供3,800円
スノーボード2点セット(1日)
子供3,800円
ウェア(1日)
子供2,700円
「ハンターマウンテン塩原」の子供用レンタルの特徴
(1)スキー板&ブーツ
子供用レンタルスキー板のサイズは67から。67cmという短いサイズのスキーがあるのはかなり希少。スキーブーツも15.5cmから用意されており、幼児でも、ハンターマウンテン塩原ならジャストサイズをレンタルできます。
(2)スノーボード板&ブーツ
子供用レンタルスノーボード板のサイズは90cmから。ブーツは16.5cmからラインナップ。人気ブランドBurtonが、初心者や子供でも簡単にスノーボードの楽しさを味わえるようにと開発した「LTR」もおすすめです。
また、今シーズンより、着脱がとても簡単なBurton「STEP ON」ビンディングもラインナップに加わります。子供だけでなく、我が子のお世話をしながら滑るスノーボーダーのパパ・ママにもおすすめです!
(3)スキー&スノーボードウェア
子供用レンタルウェアのサイズは90cmから。デザインやカラーも豊富で、自分の好みでウェアを選ぶことができるから、親子で借りてコーディネートを楽しむことも可能です。
(4)小物類は事前に自分で準備
ハンターマウンテン塩原では滑走時に必要なゴーグルやグローブ(手袋)、ニット帽など、小物類のレンタルはありません。あらかじめ準備してご持参いただくか、忘れた場合はエントランスモール内にある売店で購入することもできます。
「ハンターマウンテン塩原」のレンタル手順
ハンターマウンテン塩原のレンタルの流れを紹介します。滑走当日、スムーズにレンタルして、滑走時間をなるべく長く取れるよう、事前に流れを把握しておきましょう。
事前に準備しておきたいこと
スキー&スノーボードギアをレンタルするには、借りる人の身長や足のサイズなどの情報が必要です。
■スキーギアのレンタルに必要な情報:身長・体重・足のサイズ
■スノーボードギアのレンタルに必要な情報:身長・足のサイズ・スタンス(レギュラーorグーフィー)
スキーの場合、ビンディングの解放値の調整で体重や滑走レベルの情報が必要となります。
一方、スノーボードは滑る方向に対して、左足を前にして滑るか(レギュラー)、右足を前にして滑るか(グーフィー)でビンディングの取り付け向きが変わります。わからなければ、レンタルスタッフにご相談ください。
レンタルショップでスムーズに借りるためにも、これらの情報は事前に把握しておくようにしましょう。自分の情報はわかっても、子供の情報がわからないという方が多いので、パパ・ママは注意が必要です。
WEB事前決済がおすすめ!
ハンターマウンテン塩原ではレンタルのWEB事前決済もできます。滑りに行く日が決まったら、公式ホームページでWEB事前決済をすれば、混雑を避けてスムーズにレンタルすることも可能です。
スキー場到着後のレンタルの流れ
(1)まずはレンタルショップへ
ハンターマウンテン塩原に到着したら、エントランスモール奥のグランドセントラルステーション(レンタルショップ)にお越しください。
(2)レンタル専用受付で簡単入力
レンタル専用受付で、レンタルWEB事前決済をされたお客様はメールに届いているQRコードをスキャン。事前予約をされていない場合は、専用の端末で必要事項を入力していただきます。
(3)レンタル料金をお支払い
レンタルWEB申込時にお支払い方法を「現地決済」にされたお客様、および、事前申込をされていないお客様は、現金・QRコード決済・電子マネー・交通系IC・クレジットカード等でお支払いください。
なお、レンタルWEB申込でお支払い方法を「クレジットカード決済」にされたお客様は現地でのお支払いは不要です。
(4)スキー&スノーボードブーツを試履
スタッフが選んでくれたブーツを試履します。つま先があたる、甲の部分がきついなど、違和感がある場合は遠慮なくスタッフに相談してみましょう。
(5)スキー&スノーボード板を受け取る
ブーツが決まったら、次にスキー&スノーボード板を借ります。スキーの場合、ビンディング調整にスキーブーツが必要なので、借りたブーツの片足をスタッフに渡します。
スノーボードはビンディングの調整にブーツは不要なので、スタンスが「グーフィー」の場合は申告してください(スタンスがわからない人はスタッフに相談してください)。
板を受け取ったら、ギアのレンタルは完了です!
(6)スキーストックを自分で選ぶ!
スキーレンタルはストック(ポール)までがセットになっています。レンタルショップ出口付近にサイズごとに並べてありますので、ご自分で好みのサイズを選びましょう。
ちなみに、ストックの長さは、一般的にストックを地面にまっすぐ突いて、ストックのグリップを握ったときに肘の角度が90度になる長さが基準とされていますが、もう少し長く、もう少し短くと好みで選んでも大丈夫です。
こちらで、スキーもギアのレンタルは完了となります。
(7)レンタルウェアを選んで着替える
ウェアのレンタルはギアのレンタルを借りる場合はいちばん最後になります。600着以上あるレンタルウェアのなかから、自分に合ったサイズでお気に入りをピックアップ。選んだあとは更衣室で着替えて、さぁ、ゲレンデへ。
(8)滑り終わったあとは
たっぷり滑ったあとは、指定された返却時間までにレンタルショップへ借りたスキー&スノーボード板やウェアをご返却ください。
とってもお得なWEB前売券販売中!
リフト券は「ハンターマウンテン塩原」公式ホームページで事前購入が断然おすすめ! 事前にWEBで購入しておけば、当日は自動発券機でリフト券をゲット。リフト券売場に並ぶことがないから、時間を有意義に使うことができます。
リフト券のWEB購入はこちらをご覧ください。